妊娠中や産後のむくみについて|なぜむくみが悪化するの?

妊娠中や産後にむくみがひどくなるのはなぜ?

妊娠や出産というのは、通常の身体の状態ではなくなるために、普段とは違うあらゆる症状が出てきますがそのひとつがむくみです。

 

むくみはほとんどの妊婦さんや産後ママに現れる症状なので、あまり神経質になる必要はありません

 

妊娠中や出産後にむくみがひどくなるワケ

妊娠中のむくみ

 

妊娠中にむくむのは、女性ホルモンが大きく関係しています。
女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンの2種類があり、それぞれが妊娠を継続させたり胎児を順調に成長させるための働きをしています。

 

エストロゲンは子宮内膜をふかふかの状態にしたり、身体に脂肪をつけて衝撃を和らげたりして胎児を守ります。
プロゲステロンは、栄養や水分をしっかり吸収して蓄え、胎児が栄養不足にならないように働きます。
そのため、血液循環が滞りなくスムーズに行えるように、血液の量を増加させるのですが、これが皮下組織に余分な水分を滲みださせてしまうためにむくみが生じるのです。

 

妊娠中期になってくるとお腹が大きくなるため、静脈が圧迫されて血行不良が引き起こされたり、代謝が低下したりしてむくんでしまうこともあります。
また、お腹が大きくなるとどうしても運動不足になり、筋肉量が減少したり筋力が低下することも妊娠中のむくみの原因となります。

 

産後のむくみ


こういった原因によるむくみは出産をすれば解消されますが、産後にもむくみが続くことがあります。
出産によって大量の血液や水分が体外に出てしまって、体内の水分量が急激に減少することが原因です。

 

水分量が一気に減ると、身体は水分不足に対して過剰反応し、細胞内に必要以上の水分を溜め込もうとするためにむくみが引き起こされます。
また、母乳育児の場合も同様で、母乳がたくさん出れば出るほど水分量も減少してしまうので、水分不足を補おうとして過剰に水分を溜め込みます。

 

さらに、産後しばらくは運動ができないために血行不良が起こりやすいですし、体力の消耗で体内機能がまだ正常に行われないために水分の排出も滞りがちになることも原因です。

 

妊娠中も産後は無理な運動やマッサージは危険なので、むくみを解消したいのであれば、プリメントで摂取する方法がおすすめだと思います。